調べる 03

筋トレに取り組んで、変わったと感じたもの、十分には変わらなかったと感じたもの

筋トレで筋力が付き、見た目も良くなったと感じましたが、身体の硬さや違和感は、十分に変わったとは感じませんでした。整体に通った時期のことも含めて、変わったと感じたものと、測っていないものを分けて書いています。

左側に筋力・筋量・見た目を、右側に可動域・協調・感覚・左右差を分けて描いています。片方が変わっても、もう片方まで変わったことにはなりません。

変わったと感じたもの、測っていないもの

身体の硬さや違和感のことを考えていた頃、2つの整体に、それぞれ2年半と3年7か月通いました。期待していたほどには、硬さや違和感が変わったと感じませんでした。筋力トレーニングでは、筋力が付いて見た目も良くなったと感じましたが、硬さや不調の感じは、十分に変わったとは感じませんでした。

ここで「不調」と書いているのは、私が感じていた硬さや動かしにくさのことで、症状の名前でも、何かの尺度で測った数値でもありません。整体で何をしてもらったか、前後の可動域や日常の動作についても、あとから確かめられる記録は残っていません。筋トレは、頻度を通院日記に少し書いていますが、種目や重さの記録は残っていません。

項目何を見るか私の場合
筋力同じ種目・条件で出せる力変化を感じたが、記録はない
見た目自分で感じた見た目の変化良くなったと感じた
可動域同じ条件で測る角度や距離測っていない
運動制御方向やタイミングを調整して、繰り返せるか測っていない
違和感(本人の感覚)硬さ、引っかかり、動かしにくさ十分に変わったとは感じなかった
日常の動作歩く、着替えるなどの具体的な動作測っていない

健康な参加者を対象にした55の研究をまとめたレビューでは、外部負荷を使うレジスタンストレーニングで、関節可動域が広がった研究が紹介されています[1]。ただ、私の場合は種目や重さの記録がないので、このレビューから、私の身体の反応や、違和感が残った理由を説明することはできません。筋トレそのものの効果を、この体験から判断することもできません。

筋力と運動制御の違い

筋力は、決まった条件でどれだけ力を出せるかです。運動制御は、目的に合わせて動きの方向やタイミングを調整し、同じ動作を繰り返せるかどうかで、筋力とは別に見るものです。二つは関係することもありますが、筋力が付いたからといって、運動制御も良くなったとは言えません。記録する時は、次のように分けています。

  • 筋力が付いたと感じたことは、自分の感想として書く
  • 見た目が良くなったと感じたことも、自分の感想として書く
  • 違和感が十分に変わったとは感じなかったことも書いておく
  • 可動域、運動制御、日常の動作は、測っていないと書く
  • 左右差は、動作ごとに見たものとして書く

整体に通った体験から言えること

整体で期待したほどの変化を感じなかったのは、私の体験です。受けるだけの施術では足りなかったのか、施術の内容と私の期待が合っていなかったのか。前後に何も測っていないので、どちらなのかは分かりません。

私の体験として言えることこの体験だけでは言えないこと
2つの整体に、それぞれ2年半と3年7か月通ったすべての整体を同じ内容として扱えること
期待した変化を十分には感じなかった整体全般に効果がないこと
施術内容と前後測定の記録がない変化しなかった原因を特定できること
身体への関心が続いた特定の方法が医学的に必要であること

筋膜への施術についても、どの部位に、どんな手技を、何のために行ったのかは確認できていません。一人の体験は、疑問を持つきっかけにはなりますが、その方法全体の評価にはなりません。

3年7か月通った筋膜系の整体と、並行して試した食事・筋トレ・セルフケアの経過は、『首の痛みから始めた筋膜系整体通院日記』に、その日の体感を書いた日記としてまとめています。測った数値の記録ではありません。

ダンスと鏡で、筋力以外にも目が向いた

ダンス、ストレッチ、アイソレーション、鏡を使った観察が、筋力以外のことに目を向けるきっかけの一つになりました。頭、肩、胸郭、骨盤などを意識して分けて動かし、どちらへ動いているかを確かめる必要があると感じました。

全身の軸骨格と付属肢骨格の位置

固有感覚は、手足や体幹の位置、動き、力などを感じ取ることに関わる感覚です[2]。鏡を使うと目からの情報が加わりますが、動きが見やすくなったことを、骨の形が変わったこととは考えません。

ダンスや鏡で硬さや不調が変わったことを、客観的に確かめた記録はありません。関心が向いたのは、動かす方向や左右の違い、自分の感覚でした。

「身体が硬い」に含まれているかもしれないもの

「身体が硬い」という一言には、いくつもの違うことが含まれている可能性があります。下の表は、自分で診断するための分類として作ったものではありません。研究所で今後、分けて記録することを検討している項目です。

「硬い」に含まれているかもしれないこと今後分けて見たい項目
関節を動かせる範囲が小さい条件をそろえた可動域
自動運動と受動運動の結果が異なる有資格者による必要性・安全性の判断を含む評価
筋活動が続いている可能性課題中と休止中の違い
痛みや恐怖で動きを避けている可能性症状と動作条件の関係
動かし方が分からない感覚方向や速度を変えたときの再現性

どの組織が原因なのか、どのくらいの力なら安全なのかを、自分で決めることはできません。痛みやしびれを我慢して押したり、首や背骨を勢いよくひねったりするのはやめてください。そのうえで、記録には次のようなものを分けて残します。

  • 同じ条件で測る筋力と可動域
  • 課題を反復したときの軌道や速度
  • 硬さや動かしにくさの本人評価
  • 歩行や着替えなど具体的な日常課題
  • 未測定、測定不能、途中中断の記録

変わったと感じたもの、十分には変わらなかったと感じたもの、測っていないものを分けて残しておくと、あとで研究所の考えを確かめるときの出発点になります。

参照

参考URLと参照範囲

  1. 健康な参加者55研究のレジスタンストレーニングと関節可動域のレビュー(2023)健康な参加者における関節可動域。個人体験の理由は説明しませんhttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36622555/
  2. 固有感覚のレビュー(2012)位置・動き・力に関する感覚https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23073629/

個別研究やガイドラインは、本記事の観察法や独自理論を証明するものではありません。本文で明示した対象・条件・限界の範囲で参照しています。

このサイトの記事は、ミトン先生の体験と研究所の考えを記録したものです。方針の全文はサイトの方針をご覧ください。